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MacでRaspberry PiのOSを完全バックアップ&復元する手順

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この記事は約4分で読めます。

今回は、Raspberry PiのOSバックアップをMacで行い、その後新しいmicroSDカードに復元する方法について説明します。これで、Raspberry Piの設定や環境を丸ごとコピーして、新しいSDカードに移行できるようになります。

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Finderでコピーする方法との違い

FinderでmicroSDカードをコピーする場合、表示されるのはbootfs(FAT32パーティション)だけです。これにより、OSの実行ファイルや設定ファイルなどの重要な部分はコピーできません。一方、ddコマンドを使うことで、microSDカード全体(すべてのパーティション、ブート領域、設定ファイルなど)を丸ごとバックアップすることができます。これにより、OSの完全なクローンを作成することができ、Raspberry Piに新しいmicroSDを挿しても、元と同じように起動・使用することが可能です。

この手順では、ddコマンドを使ってOSの完全バックアップと復元を行います。


1. Raspberry PiのOSをバックアップする

Step 1: microSDをMacに接続

まず、Raspberry Piに使っているmicroSDカードをMacに接続します。

Step 2: ディスク番号を確認

ターミナルを開き、以下のコマンドでディスク番号を確認します。

diskutil list

このコマンドで、接続したmicroSDカードがどのディスクかを確認します。例えば、/dev/disk2 のように表示されます。

Step 3: バックアップを作成

次に、バックアップを作成します。以下のコマンドを実行して、バックアップイメージを作成します。

sudo dd if=/dev/rdisk2 of=~/Desktop/raspberrypi_backup.img bs=4m
  • if=/dev/rdisk2 → microSDカードのデバイス名(確認したものに合わせてください)
  • of=~/Desktop/raspberrypi_backup.img → バックアップを保存する場所
  • bs=4m → 高速化のためのブロックサイズ設定

バックアップには時間がかかるので、完了まで待ちます。

Step 4: バックアップ確認

バックアップが完了したら、以下のコマンドでファイルサイズを確認できます。

ls -lh ~/Desktop/raspberrypi_backup.img

約32GBのサイズであれば、バックアップが正常に作成されています。


2. 新しいmicroSDにバックアップを復元する

Step 1: 新しいmicroSDをMacに接続

新しいmicroSDカードをMacに接続します。ターミナルで再度ディスク番号を確認します。

diskutil list

このコマンドで、新しいmicroSDのディスク番号(例えば、/dev/disk2)を確認します。

Step 2: microSDをアンマウント

以下のコマンドで、新しいmicroSDをアンマウントします。

diskutil unmountDisk /dev/disk2

Step 3: バックアップイメージを復元

バックアップイメージを新しいmicroSDに復元するために、以下のコマンドを実行します。

sudo dd if=~/Desktop/raspberrypi_backup.img of=/dev/rdisk2 bs=4m
  • if=~/Desktop/raspberrypi_backup.img → バックアップイメージのパス
  • of=/dev/rdisk2 → 新しいmicroSDのデバイス名

Step 4: 書き込み完了後、取り出し

書き込みが完了したら、以下のコマンドでmicroSDを安全に取り出します。

diskutil eject /dev/disk2

これで、新しいmicroSDにバックアップを復元できました!


3. Raspberry Piで動作確認

最後に、新しいmicroSDをRaspberry Piに挿し、正常に起動するか確認します。問題なく起動すれば、バックアップ作業は完了です!


これで、Raspberry PiのOSをMacでバックアップし、新しいmicroSDに復元できました。

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それではまた( ^_^)/~~~

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